【2023年・最新】DX本のおすすめ12選と実践的な学び方 - 株式会社STANDARD

【2023年・最新】DX本のおすすめ12選と実践的な学び方

DX・AIプロジェクト推進

この記事の目次

  1. 押さえておきたいDXの基礎知識3つ
  2. DXの学習に役立つ書籍一覧
  3. DXで失敗しないための学習方法
  4. DXを実践的に学べる企業向けの教育プログラム

業種や業界にかかわらず、さまざまな企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)という大きな変革に向けて舵をきっています。DXに関する知識・スキルは、これからのビジネスに必須のものになりつつあると言えるでしょう。

そこで本記事では、DXの定義やメリット・必要なスキルなどの基礎知識について概要を説明したうえで、本ブログからピックアップした関連記事を紹介していきます。また、DXを基礎から学びたい方に役立つおすすめの書籍を紹介するとともに、実際のDXで求められるスキルを身につける方法についても説明します。

すでにDXに取り組んでいる方にも役立つ「まとめ記事」となっていますので、ぜひご一読ください。

押さえておきたいDXの基礎知識3つ

まずは以下の3つの観点から、DXの基礎知識について説明します。

– DXとは?用語の定義からわかりやすく
– なぜDX?必要性とメリットについて
– DXに必要なスキルは?DXリテラシーとAIについて

基礎知識1:DXとは?用語の定義からわかりやすく

DXとは「デジタルによる変容」を意味する言葉です。これだけ聞いても、あまりイメージがわかないという人もいるかもしれません。もともとのDXは、デジタル技術が社会や生活にもたらす変化についての学術的な概念だからです。

DXの概念をわかりやすくするには、DXが企業にとってどのような意味をもつのかを考えてみるとよいでしょう。企業におけるDXとは、「デジタル技術を活用して顧客に付加価値を与えられる組織・文化を創り続けること」です。これは、デジタル市場の変化に適応していくために求められる、全社的・継続的な取り組みを意味しています。

DXの定義については、以下の2つの記事でも詳しく説明していますので、あわせて参考にしてください。

関連:「DXとは?わかりやすくDX=デジタルトランスフォーメーションを解説
関連:「DXとは何か?用語の定義からビジネス適用に向けたロードマップまでを解説

基礎知識2:なぜDX?必要性とメリットについて

そもそも、DXはどの企業にも必要なものなのでしょうか。

DXには、「顧客に提供する付加価値を高められる」というメリットがあります。DXに取り組むことで、業務効率化や生産性向上、新規ビジネスの創出などが期待できるからです。また、労働環境の向上などにより、従業員のモチベーションアップにもつながります。

一方で、DXに取り組まないという選択はデメリットになる恐れがあります。今後も市場のデジタル化が進み、ビジネス環境は激しく変化していくと考えられるためです。DXは、企業が競争力を発揮し続けるために必要な取り組みだと言えます。

DXの必要性とメリットについては、以下の2つの記事でも詳しく説明していますので、あわせて参考にしてください。

関連:「DXはなぜ必要?来たるべきリスクに備えて見習いたい先行企業の特徴とは
関連:「DX推進のメリットとデメリットを解説!課題を乗り越え効果的に取り組むには

基礎知識3:DXに必要なスキルは?DXリテラシーとAIについて

DXを推進するには、DXリテラシーとテクノロジーに関するスキルが必要です。

DXリテラシーとは、DXにたずさわる誰もが身につけておくべき基本的なスキルセットのことです。テクノロジーに関しては、データとデジタル技術を活用できるスキルが求められます。なかでもAIはDXとの親和性が高く、多くの企業が重要視しているテクノロジーです。

DXリテラシーとAIについては、以下の3つの記事でも詳しく説明していますので、あわせて参考にしてください。

関連:「DXリテラシーとは? | 誰に必要なのか、何を学ぶことなのか?徹底解説!
関連:「DXとAIの関係性とは?DX推進にAIを活用する際の3つのポイント
関連:「AI実装検定とは?難易度や問題例、おすすめの対策本まで紹介

DXの学習に役立つ書籍一覧

DX入門書として使用できる本や参考書などの書籍をご紹介します

国内における現在のDXは、まるでブームのような様相を呈しています。流行に惑わされず、地に足をつけてDXを推進していくには、DXの意味や目的といった基礎からしっかりと学習することが大切です。

しかし、DXの関連書籍は数多く出版されており、良書を選ぶだけでも骨が折れます。そこで、Google検索やAmazonのランキングで上位に入る書籍のうち、読者からの評価が高いもの(記事執筆時点)をピックアップしました。ぜひ、参考にしてみてください。

おすすめ本1:見るだけIT用語図鑑278

・出版社:SBクリエイティブ
・発売日:2021年9月25日

DXにデジタル技術を活用する際には、さまざまなIT用語が出てきます。しかし、DXに取り組む必要がある人は、ITに詳しい人ばかりとは限りません。本書は、IT用語をイラスト付きでわかりやすく解説しています。眺めるだけでITの常識や最新トレンドを理解できるように構成されているので、ITの基本的な知識を身につけておきたい人に役立つでしょう。「聞いたことはあるけれどよくわからない」「なんとなく使っている」用語があるという人におすすめの1冊です。

おすすめ本2:図解でわかるDX いちばん最初に読む本

・出版社:アニモ出版
・発売日:2021年4月16日

企業がデジタル技術を取り入れるだけでは、DXを達成したとは言えません。本書は、「DXとは何か」や「デジタル化(IT化)とは何が違うのか」といった基本から、DXについてやさしく解説する入門書です。図解と事例を交えた説明で前提知識がなくても理解しやすい構成になっているので、初心者にも読み進めやすいでしょう。DXの推進方法や人材育成についても触れているため、DXの全体像を手早く把握したい場合にもおすすめです。

おすすめ本3:世界一わかりやすいDX入門 GAFAな働き方を普通の日本の会社でやってみた。

・出版社:東洋経済新報社
・発売日:2020年10月30日

GAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)は、当たり前のようにDXを体現している企業です。単にデジタルビジネスで成功をおさめているというだけでなく、働き方もデジタルで最適化しています。デジタル技術を中心に据えてビジネスモデルを再構築しながら、個々の従業員の生産性をも高めているのです。本書では、GAFAの方法に学びつつ、多くの企業がもつ「アナログな強み」も活かしながら生産性を高めていく方法について触れています。

おすすめ本4:イラスト&図解でわかるDX(デジタルトランスフォーメーション)

・出版社:彩流社
・発売日:2019年10月11日

DXは、必ずしも華々しい面ばかりではありません。GAFAをはじめとする先進的な企業の躍進によって市場を奪われ、「破壊」されていく産業もあるのです。日本企業がDXについて危機感をもつべき状況にあるということは、経済産業省がまとめた「DXガイドライン」の内容からもうかがえます。本書は、DXを通して何が起こっているのかを事例を交えて紹介しながら、個人や企業が今何をすべきかについて解説しています。

DXの学習に役立つおすすめの本や参考書などの書籍一覧

おすすめ本5:Beyond 2025 進化するデジタルトランスフォーメーション

・出版社:プレジデント社
・発売日:2020年3月11日

経済産業省が発表した「2025年の崖」に関するレポートによれば、日本企業の多くが現在も抱えるレガシーシステムの問題を解消できなければ、2025年以降には大きな経済損失を招く恐れがあります。しかし、現状から目を背けず効果的なデータ活用を推し進めれば、問題の克服は不可能ではありません。本書は、グローバル企業SAPの現地法人である「SAPジャパン」のスペシャリスト19名が、各国の先進的な取り組みを日本企業に適用する方法について考察したものです。書籍内の事例の一部にはQRコードが掲載されており、動画にアクセスして理解を深めながら読み進められるようになっています。

おすすめ本6:インターネット白書2022 デジタルツイン実現への道

・出版社:インプレスR&D
・発売日:2022年2月7日

本書は、創刊から26年になるデジタル業界で定番となっている年鑑です。5G時代を迎えた2022のインターネットを10大キーワードで読み解きながら、トレンドや最新のテクノロジーについて40人の有識者が解説しています。また、ビジネスや制度面の課題のほか、デジタルをベースとする「持続可能な社会」への展望についても触れています。社会の動向を知り、DXで新たな価値を創造するための手掛かりとして活用できるでしょう。

おすすめ本7:DX実行戦略 デジタルで稼ぐ組織をつくる

・出版社:日本経済新聞出版
・発売日:2019年8月23日

多くの企業がDXに取り組んでいるものの、実際に満足のいく成果を出せている企業はごくわずかです。その理由の一つに、組織の「サイロ化」が挙げられます。DXのためには「サイロ化」から抜け出し、人とデータをつなぎ合わせなければなりません。本書では変革を実現する組織をオーケストラに例え、オーケストレーションを機能させる能力や組織づくりについて述べられています。また、DXを成功させたい企業がとるべきアクションを21項目にまとめて紹介しています。

おすすめ本8:リーダーが育つ変革プロジェクトの教科書

・出版社:日経BP
・発売日:2018年12月13日

書籍名に「DX」という文字が入っていませんが、DXに取り組む企業に共通の課題となる人材育成について取り上げた本です。DXの必要性を認識しているにもかかわらず、「リーダーがいない」、「リーダーを育てられない」というジレンマを抱えているのが多くの企業にとっての実情でしょう。そのための解決策として、本書は「ビジネス変革プロジェクトを推進する中で、変革リーダーとなり得る人材を育てる」ことを提言しています。

入門書としてDXの学習に役立つおすすめの本や参考書などの書籍一覧

おすすめ本9:担当者になったら知っておきたい 中堅・中小企業のための「DX」実践講座

・出版社:日本実業出版社
・発売日:2021年8月6日

DXは多くの企業にとって避けて通れない道であるにもかかわらず、うまくいくケースは多くありません。よく聞かれる成功事例は大企業のものが中心であり、中堅・中小企業が取り入れにくいという事情もあります。本書は、DXを失敗させないために、デジタル化の設計図にあたる「DXジャーニーマップ」の作成を提案するものです。業種別の「DXジャーニーマップ」も取り上げられており、中堅・中小企業が自社の計画に適用しやすくなっています。

おすすめ本10:DX時代の売れるしくみの作り方(小さな会社のデジタルマーケティング超入門)

・出版社:standards
・発売日:2021年10月22日

本書は、DXを契機にしたデジタルマーケティング(インターネット経由での販売促進)について解説する入門書です。会社の規模が小さくても、コロナ禍でも、デジタル技術の活用でDXの時代を追い風にしていこうという内容になっています。デジタルマーケティングの必要性を感じているが踏み切れないでいる、または、もっとうまくいくようにしたいと考えている経営者や担当者におすすめです。

おすすめ本11:DXの思考法 日本経済復活への最強戦略

・出版社:文藝春秋
・発売日:2021年4月13日

DXは単なるデジタル化ではなく、「企業のあり方そのもの、組織のあり方そのものを問う」ものです。本書は、企業はもちろん社会や個人がDXの「対象」かつ「主体」となる時代において、思考法がいかに重要であるかを説く内容となっています。グローバル競争の最前線で何が起こっているのかを理解し、激しく変化するビジネス環境のなかでも日本企業が勝ち抜いていくための考え方について説明されています。

おすすめ本12:デジタル技術で、新たな価値を生み出すDX人材の教科書

・出版社:朝日新聞出版
・発売日:2021年4月20日

これからのビジネスは、DX人材なくして成功しません。本書では、3000社以上にヒアリングを重ねDX人材育成サービスを提供する著者らが、DXのカギとなる人材と組織の育て方について解説しています。多くの企業が失敗を経験する3つのポイントをどのように乗り越えていくべきかや、DXを本物の成長戦略に変えるための方法などがわかるでしょう。あわせて掲載されている9業界、45種の事例からも、リアルなDXの姿を学ぶことができます。

なお、本書は弊社の代表2名による共著となっております。当ブログとあわせて、DX実現の参考としていただけましたら幸いです。

DXで失敗しないための学習方法

DXの入門書としては本や参考書などの書籍だけでなく当ブログサイトもおすすめ

書籍は、DXの基礎知識を得たい場合や他社のDX事例について知りたいときなどに、とても役に立ちます。本記事で紹介したもの以外にも参考にできる書籍は数多く出版されているので、DXへの関わり方や自社のビジネス規模、業種などにあわせて好みの本を選ぶとよいでしょう。

しかし、本気でDXに取り組みたいと考えているなら、書籍から得た知識だけでは心許ない部分もあります。DXを推進していくには、現場で求められるリアルな手法について体系的に学ぶ必要があるためです。実際に手を動かしながら、自ら実践可能なスキルとして身につけていくことも重要です。

また、DXを本質的に推進するのは「個」ではなく、「組織」だということも念頭に置きましょう。DXのリテラシーや変革のマインドを、組織全体で醸成していくことも必要です。

なお、他社の事例は大いに参考にはなりますが、そのまま自社にあてはめて真似をしても同様の効果が得られるとは限りません。現場が現在抱えている本物の課題と向き合いながら、自社の戦略にフィットするDXについて考えられるかどうかがポイントです。

DXを実践的に学べる企業向けの教育プログラム

本気でDXに取り組むには、組織をあげてDXそのものと、DX推進に必要なデジタル技術について学ぶことが大切です。DXを今後のビジネスに必須のリテラシーと捉え、組織全体として知識レベルの底上げをはかりましょう。

弊社では、「人材育成」を柱として「DXの内製化」まで一気通貫のサポートを提供しております。DX推進に役立つ知識やスキルを実践的に学べる講座もありますので、ぜひご活用ください。

DXリテラシー講座」は、時間と場所を選ばないオンライン形式で、DXの実践に求められる知識・スキルを体系的に身につけるための講座です。現場の課題を解決するためのリアルなアイデアを抽出し、自社の成長の可能性を再認識することも可能です。

AIを用いたDXプロジェクトの推進には、「AIエンジニアリング講座」と「AIマネジメント講座」をおすすめします。即戦力として活躍できる、エンジニアとマネージャーを育成するための講座です。弊社のAIエンジニアが演習課題の添削や質問への回答、進捗のサポートをすることで、確実な知識習得を後押しします。

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