DX推進支援のSTANDARD、スパークス未来創生ファンドから資金調達を実施。累計調達額10億円に到達。 - 株式会社STANDARD
2022/11/02(水) プレスリリース

DX推進支援のSTANDARD、スパークス未来創生ファンドから資金調達を実施。累計調達額10億円に到達。

SaaS型プロダクトを主軸とした非連続な成長に重点投資

 

大手企業を中心に650社以上のデジタルトランスフォーメーション(以下「DX」)の推進と内製化を支援する株式会社STANDARD(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:櫛野恭生、以下「当社」)は、スパークス・アセット・マネジメント株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役社長:阿部修平、以下「スパークス社」)が運営する「未来創生3号ファンド」を引受先とした第三者割当増資を実施し、約5億円の資金調達を完了させたことをお知らせいたします。これにより、過去の融資を含めた当社の累計資金調達額は約10億円となります。

 

■直近の事業状況

 

当社は「ヒト起点のデジタル変革をSTANDARDにする」をミッションに掲げ、プライム上場企業を中心として650社以上のDX推進をご支援して参りました。

 

特に、DX人材育成事業を中心とした内製化支援にこだわり、DX推進のすべてを当社内で完結させてしまうのではなく、顧客企業内の社員を育て、プロジェクトに巻き込み、ひとりひとりが自律的にDXを推進できる組織に生まれ変わるまで伴走支援をするスタンスが特徴的です。

 

また、このDX内製化をゴールとした伴走支援は、当社が提唱する「大企業がDX推進でぶつかる3つの壁」の考え方をもとに進めております。これは、アイデアの壁・投資判断の壁・技術開発の壁を順に突破していくことで、硬直化した、いわゆる「大企業的」な組織風土からでも、大きな変革を遂げられるというものです。

 

 

2022年10月末時点では、全社的なDX人材育成と施策のアイデア創出を支援し、即戦力DX人材を育成する「DXリテラシー講座」の累計受講者は業界最多(*)の10万人を突破しました。

 

また、自社でも新規事業としてAIやIoT等を活用したSaaS型のサービスを4つ立ち上げて売却および事業移管を行うとともに、技術面では若手エンジニアの自由闊達なコミュニケーションやディスカッションを促進するイノベーション拠点「R&Dラボ」の新設等、新規事業創出と技術力強化を推し進めて参りました。

 

(*)当社調べ、2022年10月末時点のデスクリサーチ、「即戦力DX人材育成e-ラーニング累計受講者数」として

 

■資金使途と今後の展開

 

今回調達した資金は、主にSaaS型プロダクトを主軸とした新規事業の創出、既存事業拡大に向けたマーケティング活動、全社的な新規採用と人材育成に充てられます。

 

当社は、創業5年の間で幅広い業種業界650社以上のDX推進を支援する中で、「DXリテラシー講座」を通して現場から吸い上げた課題を基にしたDX施策アイデアと解像度の高い知見を蓄積するとともに、AIをはじめとした先端テクノロジーの社会実装を推進して参りました。

 

第二創業期として、今後重点投資していく「SaaS型プロダクトを主軸とした新規事業の創出」とは、これらの知見を集約させ、創業時より磨き上げてきた先端技術をコアとするソリューションを開発していくことで、より多くの顧客企業の課題解決を目指します。

 

当社は、この新規事業創出によって多くのDX推進支援事業者が抱える「労働集約型になりやすい」という経営課題を脱却し、より高い売上高成長率を実現させるとともに、個社の事業活動の垣根を越えた業界横断での社会的課題の解決や共創基盤によるイノベーション創出にコミットして参ります。

 

■新社外取締役就任のお知らせ

 

また、さらなる経営体制強化のため、本件の資金提供元であるスパークス社の代表取締役副社長 である深見正敏氏が、当社の社外取締役に就任いたしました。

 

深見正敏氏 プロフィール

1984年野村證券株式会社に入社。1997年にスパークス投資顧問株式会社(現スパークス・グループ株式会社)入社。2022年現在、スパークス・グループ株式会社代表取締役副社長 グループCOO、スパークス・アセット・マネジメント株式会社代表取締役副社長、スパークス・グリーンエナジー&テクノロジー株式会社 取締役、スパークス・アセット・トラスト&マネジメント株式会社取締役会長。スパークス・AI&テクノロジーズ・インベストメント株式会社取締役。スパークス・イノベーション・フォー・フューチャー株式会社取締役。

 

深見正敏氏 コメント

国内の人口減少に伴って生産性向上が叫ばれる中、日本企業のDXは海外と比べても立ち遅れており、国際競争力のさらなる低下が懸念されています。STANDARDは、そのような日本の産業再興を促すべく、人材教育・ビジネスデザイン・技術開発のワンストップ提供によって顧客企業のDXを推進するリーディングカンパニーです。「ヒト起点のデジタル変革をSTANDARDにする」という同社の目指す未来を共に実現できるよう、惜しみないご支援に全力を尽す所存でございます。

 

■スパークス「未来創生ファンド」の概要

 

未来創生(1号)ファンドはスパークス・グループ株式会社を運営者とし、トヨタ自動車株式会社、株式会社三井住友銀行を加えた3社による総額約135億円の出資により、2015年11月より運用を開始しました。最終的には、上記3社を加えた計20社からの出資を受けました。「知能化技術」「ロボティクス」「水素社会実現に資する技術」を中核技術と位置づけ、それらの分野の革新技術を持つ企業、またはプロジェクトを対象に米国、英国、イスラエル、シンガポール、日本の約50社に投資しました。2018年下半期には、既存投資領域3分野に加え、新たに「電動化」、「新素材」を投資対象とした未来創生2号ファンドの運用を開始しました。そして、2021 年 10 月から未来創生 2 号ファンドの 5 分野 に加えて、「カーボンニュートラル」を投資対象とし、スパークスの子会社であるスパークス・アセット・マネジメント株式会社 をファンド運営者とした未来創生3 号ファンドの運用を開始しました。2022 年9月末時点の運用資産残高は、1 号、 2 号および 3 号をあわせて、1,521億円 となっています。

 

■当社代表取締役社長 櫛野恭生 コメント

 

弊社STANDARDは、どんなに優れた技術力や緻密な戦略があろうとも現場のヒト組織を巻き込まなければDXは成功しないという課題をいち早く捉え、「ヒト起点のデジタル変革をSTANDARDにする」をミッションに、大手企業を中心に650社以上のDXを支援してまいりました。

 

スパークス社様には、弊社の理念ビジョンに強く共感をいただいた上で、教育事業を起点としたリカーリング型のビジネスモデルとそれに裏付けられる今後の成長性を高く評価いただき、この度、新たな資本を投じることで日本企業全体の変革をさらに加速させていく戦略方針に合意できたことを大変嬉しく思っております。

 

今後、弊社STANDARDは、これまで注力してきた個別企業様に対する教育、コンサルティング、技術開発の一気通貫のサービスに加えて、教育事業を通して現場に寄り添うからこそ蓄積できる課題ニーズや知見ノウハウ、および、R&Dラボや東大人工知能開発団体「HAIT Lab」に集う技術開発リソースを活用して、SaaS等のプロダクト事業の創出・量産により、社会全体の変革量を最大化してまいります。

 

そして、私たちは、すべての企業が自らビジネスを変革し続けられる世界をつくることを目指します。

 


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