質問回答用業務システムと自動連係。技術的な質問への回答時間を平均で53%まで短縮見込み。
大手企業を中心に650社以上のデジタルトランスフォーメーション(以下「DX」)の推進と内製化を支援する株式会社STANDARD(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:櫛野恭生、以下「当社」)は、顧客体験価値向上と業務効率化を目的とし、提供する各種e-Learningサービス受講者からの質問回答業務へChatGPTの活用を開始したことをお知らせいたします。
■概要
以前より、DXリテラシー講座をはじめとする当社e-Learningサービスでは、受講者からの質問に対し、専属の担当者(以下「メンター」)が回答を行っています。
今回の活用では、ChatGPTのAPIと社内で作成した質問回答用業務システム(以下「業務システム)」を自動連携することにより、メンターによる質問回答業務の大幅な削減を実現しました。
技術的には、質問回答業務の全自動化も可能である一方、個人情報、機密情報の漏洩や回答の正確性を考慮し、今回の活用においては、メンターによる手動の工程を敢えて残すことで、受講者の質問が直接ChatGPTに入力されることを防止するとともに、正確な回答を受講者に提供できるようにプロセスを構築しております。
問い合わせフォームに投稿された質問は、業務システムにより自動で出力される補足情報とともに、ChatGPTへの命令文となるプロンプト案に自動で変換され、メンターに提示されます。メンターはプロンプト案の精査を通し、機密情報や個人情報、不適切な内容が含まれる場合は、削除・修正を行ったうえでプロンプトを確定し、業務システム上でChatGPTへプロンプトを入力、回答案を取得します。得られた回答案の正確性や十分性、分かりやすさを確認し、必要に応じた加筆・修正を行ったうえで、メンターにより受講者へ回答が行われます。
これにより当社内評価で、技術的な質問への回答時間を平均で53%まで短縮する見込みが得られました。また、今回の活用ではChatGPTによる一般的な内容だけではなく、当社教材に則った回答案の生成が可能な点も特徴となります。
■今後について
当社は今後も、ChatGPTをはじめとする先端技術の活用検証や導入に注力し、サービスの品質向上や新たなビジネスモデルの構築に取り組んで参ります。また、これらの技術はDXに強く影響を与えるものと捉えております。当社はDX推進企業として、実際の製品化活動を通じた、顧客体験価値向上・業務改善等の好事例を自ら創出していきます。同時に、リアルな課題の抽出と改善、ナレッジやノウハウの蓄積と発信をしていくことで、社会全体の変革の加速を牽引する存在となることを目指します。
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