• #AI実装支援

効率的に試作をし、着実に開発ノウハウを蓄積する

ヤマト運輸株式会社様

業種:運輸・運送 従業員数:1,001人〜

ヤマト運輸株式会社様は運送業大手として知られる企業です。今回取材をさせていただいたデジタル機能本部デジタルデータ戦略部では、デジタル技術を活用したシステム開発を行い、運送業の業務改善や効率化をサポートしています。

より高いニーズや期待に応えるシステム開発を行うべく、STANDARDのデジタル技術顧問サービスをご活用いただきました。

今回はデジタル機能本部デジタルデータ戦略部日名田 圭様に、技術顧問サービスの活用により実際に得られた効果や今後期待することなどをうかがいました。

 

※本インタビューは2020年11月に「ヤマトシステム開発株式会社 インフラ技術本部」にご所属されていた際に行われたものです。2021年4月より、ヤマトグループ7社の事業がヤマト運輸株式会社と統合し、現在はヤマト運輸株式会社のご所属として活躍されております。

背景・課題
AIやDXのプロジェクトに関して、やりたいことは決まっていたが、それを実現するための技術的なリソースがなく、また学習時間も取れないような状況であり、技術習得と開発を同時並行で進めたいと考えていた。
導入サービス
デジタル技術顧問サービスをご導入。
効果
社内リソースのみであれば半年ほどの開発期間を見積もっていたが、デジタル技術顧問サービスの活用により1か月に短縮でき、検証スピードがアップした。また、開発を一緒に行ったことで、開発したプロダクトの要件やノウハウなどが社内に蓄積され、以降の運用の難易度も下がった。

半年ほどのはずが、1ヶ月に工数を圧縮できた

ー日名田様がご担当されている業務や事業について教えてください。



日名田:



私はヤマトグループのインフラを主管する部門に所属しており、新しい技術の活用研究を始め6年目になります。主に、ディープラーニングを使った映像系の実証実験や、IoT、ブロックチェーン、量子コンピュータに携わっています。

例えば、ヤマトグループのデータ活用の一環で行っているプロジェクトとして、集配を行うトラックについているドライブレコーダーで撮影した映像を活用し、道路の補修箇所を探す取り組みなどを自治体さんと行っています。

データを取得するための設備、機器の検討をはじめ、データ分析し活用するためのアプリケーションの制作、運用するところまでを一通り手掛けることもあります。システムに関する知識は、幅広く一貫しているものを持ち合わせているところが特徴かもしれません。

ー会社としては、現在どのようなことが求められているのでしょうか?



日名田:



既存組織の枠に収まらない話を推進するという、柔軟な役割が求められています。

何か新しいものを導入しようとお客様、開発チームが会話をしていても、上手く会話が進まなかったりすることがよくあります。お客様は業務のこと、開発は開発のことといったようにそれぞれの立場からになってしまうからです。そういった時に方針の検討から入って欲しいと言っていただくことは多くありますね。役立っているなと感じますし、仕事としても面白いと感じます。

人材としては、技術知識や、導入・推進する際の課題、どのようなデータが必要なのか、無ければ自分たちですぐやってみるとことができるチームである必要があります。その結果として、事業部門やマネジメントされる方に、どのような技術を活用して何ができるのかを理解してもらい、業務を良くする案などを出してもらえるようにします。とにかく実際に動くもの、視覚的なものでの体験を心がけています。

事業に携わる人が、技術をよくわからず、考えるという第一歩が踏めていないこともあります。「映像を利用してこんなことができるんだ」ということを知っていれば、業務でこう活かせるという発想が出てくるかもしれません。デモを見せたり、ディスカッションを行ったりと色々やっていますが、グループ全体に対してはまだまだのように感じます。

ーその中で、今回デジタル技術顧問サービス導入に至った背景を教えてください。



日名田:



やりたいことははっきりしていたのですが、大きなリソースを割いて追加技術を習得し、開発することができない取り組みがありました。自分たちだけで制作した場合、半年くらいのリソースが必要になっていたと思うのですが、STANDARDさんのサービスを利用したことで1ヶ月ほどに工数を圧縮できました。

技術のあるSTANDARDさんに顧問となっていただくことで、短期間で作りたかったものを仕上げられたのは狙い通りでした。また、それをベースに更新、運用を自社でできる点にも価値を感じ、ご一緒させていただという背景もあります。

最終的に自分たちで組み替えができるように依頼ができた

ー貴社内で新しい技術を活用し、プロダクト開発から実装まで行うことは、やはり難しいことなのでしょうか?


日名田:



既存の開発チームに依頼することは難しいという実情があります。実証実験やその前の試作段階では収益につながらないからです。そのためチーム内ですべてを行う必要がでてきますが、エンジニアは私含めて4人なので、新しいことを習得し案件への引き合いが増えれば増えるほど、さらに新しく何かを始める時間が足りなくなるという感じです。

また、技術活用以外の仕事もあり手をつけられていないというのもありますね。時間が足りない部分は、外部に依頼したいと考えていますが、丸々すべてをお任せすることはできないのです。

すべて外注してしまうと、開発のノウハウが残らなかったり、業務に合った活用まで落とし込んでいくところが弱くなってしまいます。その点では、柔軟に役割分担を相談させていただき、最終的に自分たちで組み替えができるようにお願いできたのはとてもよかったです。

ー今後、デジタル技術顧問サービスをどう活用していきたいと考えていますか?



日名田:



ひとつは、新しい技術を活用した実証用プロダクトの試作を一緒に取り組んでいただけることを期待しています。ディープラーニングも独学では追いつけないものになってきているので、自分たちだけで技術のキャッチアップをしながら開発を進めることが大変難しくなってきました。STANDARDさんの知見も活用して、試行錯誤しながらプロダクトを試作してみるフェーズから一緒にやっていただける点は非常に魅力的だと感じます。

また、技術を通して弊社の価値向上のお手伝いをしていただけることも期待しています。作ったプロダクトを実業務に適用していくこともご一緒できるといいですね。

試してみないと、失敗するか成功するかの答えすらわからない

ー今後取り扱っていきたいテーマや領域はありますか?



日名田:



今後は、これまで手を付けられていなかったテーマにもっと手を広げていきたいです。すでにできあがっている技術やプロダクトではなく、新たに活用できそうな技術を使って簡易的なデモができるくらいに試しておいて、案件がでてきた時にすぐ行動に移せるよう常に準備をしておきたいと考えています。

とはいえ不発だったことも多く、蛍光灯の光でデータ通信をすることで、シンクライアントをケーブルレスにしてみたり、脳波データで注意力が落ちたときは休憩アラートを出して作業ミスを減らす、といった活用を試したこともありますが日常使いまでに至りませんでした。

何事も探して試してみないと、失敗するか成功するかの答えすらわからないものです。これからもまだ見ぬ答えを探していきたいですね。

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