ノーコード・ローコードでDXを加速!メリットやおすすめツールを紹介! - 株式会社STANDARD

ノーコード・ローコードでDXを加速!メリットやおすすめツールを紹介!

DX・AI技術・事例解説

この記事の目次

  1. ノーコードやローコードの概要
  2. ノーコードやローコードが注目される理由
  3. DX推進におけるノーコードとローコードのメリット
  4. ノーコードやローコードのデメリットと注意点
  5. ノーコードとローコードのおすすめツール
  6. ノーコードやローコードを利用してDXを加速

アプリケーションやシステムなどの開発はDX推進において重要ですが、IT技術者が不足していたり、忙しくて技術者の手が回らなかったりして困っている方はいませんか?ノーコードやローコードのツールを使うと、プログラミングのスキルがほとんどなくてもアプリケーションなどの開発が可能です。うまく活用することで、専門スキルのない従業員も開発に携わることができ、迅速にアプリケーションやシステムなどを構築できるため、自社のDXを推進するのにも役立つでしょう。

この記事では、ノーコードとローコードの概要や、メリット、デメリット、具体的なおすすめのツールなどをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

ノーコードやローコードの概要

まず、ノーコードとローコードとは何かを理解しましょう。それぞれの概要について以下で詳しく解説します。

ノーコードとは

ノーコードは、プログラミングの専門知識やコーディングのスキルがなくても、直感的な操作やビジュアルツールを利用してソフトウェアやアプリケーションを開発する手法です。

従来のコーディングは、プログラミング言語の文法や構文を正確に理解し、複雑なコードを書く必要がありましたが、ノーコードではそれらの知識が必要ありません。ユーザーは、ドラッグ&ドロップや設定の選択などの直感的な方法で、必要な機能やワークフローの作成ができます。これによって、専門家やコーディングのスキルを持っていない人でも、自分のアイデアを実現できます。

ローコードとは

ローコードは、少ない量のコーディングでソフトウェアやアプリケーションなどを構築できる手法です。ローコードはノーコードに比べると、プログラミングの知識は少し必要となりますが、コーディングをする分、自由度が高く、より高度なカスタマイズができます。

そのため、ノーコードより複雑なアプリケーションやシステムの開発が可能です。ノーコードとローコードは、技術的な制約や開発プロセスにおける効率面のバランスを考慮しながら使い分けると良いでしょう。

ノーコードやローコードが注目される理由

何が起こるかわからない現代の経営環境では、DXは企業の競争力強化に不可欠な取り組みとなっています。そのDXを加速するものの一つとして注目されているのが、ノーコードやローコードです。

ノーコードやローコードは、DX推進において重要なプロセスの一つであるアプリケーション開発の難易度を下げ、スピードを向上することが期待されています。また、ノーコードやローコードを使うことで、プログラミングスキルがなくてもアプリケーション開発ができるようになるため、自社内での開発が容易になります。

アプリケーション開発が迅速に行われることで、ビジネスプロセスの自動化が加速されるでしょう。すると、DXも進めやすくなります。このように、ノーコードやローコードはDX推進に重要な役割を果たすことが期待されており、ますます注目されています。

DX推進におけるノーコードとローコードのメリット

DX推進におけるノーコードとローコードのメリットを具体的に見ていきましょう。

開発期間の短縮

従来ではコーディングにかなりの時間を要していましたが、ノーコードやローコードのツールを活用することでコーディングの時間を大幅にカットして、開発者は素早くアプリケーションを構築できます。

開発期間が短縮することによって、迅速にプロトタイプを作成したり、アイデアを検証したりできます。また、エンドユーザーのフィードバックを早期に反映させることができるため、顧客満足度の向上にもつながるでしょう。開発期間を短縮することで、ニーズの変化にスピーディに対応しやすくなり、市場での競争力を強化できるのです。

開発コストの削減

ノーコードやローコードのツールを活用することで、DXを推進する企業にとって必要なアプリケーションやソフトウェアの開発コストを削減できます。まず、専門のスキルがない人でも開発しやすいため、人件費を抑えられます。また、コーディングの手間やエラーの修正にかかる時間も抑えられるでしょう。

さらに、ドラッグ&ドロップやクリックなどの視覚的な操作を通じて、アプリケーションなどの編集ができるためメンテナンスも容易になり、迅速な変更や修正が可能となります。このように開発コストを抑えながら、アプリケーションの開発と運用を進められるのです。

専門知識がなくても開発可能

DXを推進している企業は専門スキルがなくてもアプリケーションを開発できます。ノーコードやローコードのツールを活用すると、コーディングはほぼ不要で直感的なインターフェースやビジュアルツールを使用して開発ができるため、専門スキルがない従業員もアプリケーションを構築できます。

さらに、ノーコードやローコードで開発に携わることで、従業員の能力もだんだんと向上させることができ、より現場のニーズに合わせたカスタムアプリケーションなどを開発しやすくなるでしょう。

ノーコードやローコードのデメリットと注意点

ノーコードやローコードのツールを活用しても、思うような開発を実現できない場合があります。企業は、事前にツールの制約や機能の制限を確認し、求める機能を満たすことができるかどうか確認することが重要です。

また、ノーコードやローコードのツールは、セキュリティに関するリスクを伴う場合があります。ツールを利用する際は、提供されるセキュリティ機能やデータ保護措置、アクセス制御などを注意深くチェックするようにしましょう。

ノーコードやローコードのツールは、あらかじめ用意されたコンポーネントやテンプレートを利用しますが、希望どおりのカスタマイズや拡張ができない場合があります。将来的な拡張やカスタマイズのニーズを考慮し、ツールの柔軟性や拡張性を検討してから使うようにしましょう。

ノーコードとローコードのおすすめツール

ノーコードとローコードのおすすめのツールを紹介していきます。

ノーコードのおすすめツール

以下はおすすめのノーコードのツールです。一つずつ特徴などを紹介していきます。

・Bubble:ビジュアルエディターで開発可能

・Adalo:モバイルアプリ開発が簡単

・Glide:スプレッドシートで作成可能

Bubble:ビジュアルエディターで開発可能

Bubbleでは、Webアプリやスマホアプリ、Webサイト制作、ECサイトの開発などが可能です。直感的なビジュアルエディタを使って、ドラッグ&ドロップで要素を配置したり、ワークフローを作成したりすることができます。操作画面や公式サイトなどが全て英語となっていますが、YouTubeなどで日本語の情報も多く発信されています。

◎料金

・Free:無料

・Starter:月額32ドル

・Growth:月額134ドル

・Team:月額399ドル

・Custom:要問合わせ

Adalo:モバイルアプリ開発が簡単

Adaloは、モバイルアプリの開発をしたい人に特におすすめのツールです。AndroidとiOSの両方のOSに対応しています。開発画面はシンプルで、直感的に作業をしやすくなっています。テンプレートが豊富にあり、ドラッグ&ドロップで簡単に、充実した機能のアプリ開発が可能です。

◎料金

・無料

・スターター:月額45ドル

・プロフェッショナル:月額65ドル

・チーム:月額200ドル

・事業内容:月額250ドル

Glide:スプレッドシートで作成可能

Glideでは、Excelやスプレッドシートを活用してモバイルアプリなどを開発できます。Excelやスプレッドシートはアプリと常に同期されており、アプリの編集をする際は表のデータを変更するだけで、リアルタイムにアプリに反映されるため、作業がシンプルです。テンプレートは豊富にあり、プロフェッショナルなデザイン性と操作感を備えたアプリを作れます。

◎料金

ビジネス用

・Pro:月額99ドル

・Business:月額249ドル

・Enterprise:月額799ドル

個人用

・Free:無料

・Starter:月額25ドル

・Pro:月額99ドル

ローコードのおすすめツール例

以下がおすすめのローコードのツールです。一つずつ特徴を紹介していきます。

・Microsoft Power Apps:Office 365と連携可能

・kintone:高いカスタマイズ性

・OutSystems:高機能でスピーディー

Microsoft Power Apps:Microsoft 365と連携可能

Microsoft Power Appsは、マイクロソフトが提供しているローコードツールです。Microsoft 365と連携が可能で、これにログインすることでMicrosoft Power Appsへのユーザー認証が完了します。マイクロソフトのサービスであるExcelやAzureSQLServerなどと連携ができるだけでなく、Google DriveやDropbox、Slackなどさまざまなデータソースとも連携が可能です。Microsoft 365を利用している人は、特におすすめのツールです。

◎料金

サブスクリプションプラン

・アプリごとのプラン:月額630円(毎月 1 つアプリ 1人のユーザーあたり)

・ユーザーごとのプラン:月額2,500円

従量課金プラン

・アプリごとのプラン:月額1,250円(毎月アクティブ ユーザーが使用するアプリごと)

kintone:高いカスタマイズ性

kintoneは、ローコードだけでなくノーコードでも開発できるツールです。ドラッグ&ドロップやエクセルの読み込み、テンプレートとなるサンプルアプリからの選択などだけで、簡単にシステムを構築することができます。サンプルアプリは豊富にあり、さらに、プラグインやJavaScript/CSSファイル、API連携で機能を拡張することもできて、カスタマイズ性が高いのが特徴です。

◎料金

・スタンダードコース:月額1,500円/ユーザー

・ライトコース:月額780円/ユーザー

OutSystems:高機能でスピーディー

OutSystemsは、100以上も用意された高品質なビジュアルコンポーネントが使えるため、スピーディーな開発が可能です。拡張機能によってカスタムコードを使用できるため、高度なコーディングの技術も組み合わせることができます。日本語の情報が少なく、英語によるものですが、無料のオンライントレーニングやコミュニティがありサポート体制は整っています。

◎料金

・Single app:無料

・Multiple apps:年間1,513ドル

・Large app portfolio:要問合わせ

ノーコードやローコードを利用してDXを加速

DXの推進において、新しいアプリケーションやシステムなどの開発は不可欠です。開発を通じて、デジタル化や自動化、ユーザーエクスペリエンスの向上など、DXを実現するための機能や機会を作り出すからです。

ノーコードやローコードは、プログラミング知識がなくても開発ができるため、アイデアを素早く形にすることができます。これらをうまく活用することで、ビジネスニーズの変化に迅速に対応することができ、競争力を強化してDXを加速させるでしょう。

ノーコードやローコードという便利なやり方もある一方で、DXを推進していく上で、従業員に対するデジタルスキルや DXリテラシーの教育は必要不可欠となっています。STANDARDではそれをサポートするサービスとして、社内のDXリテラシー教育を行う「DXリテラシー講座」や、AIによって高い付加価値を出せる人材を育成するAI_STANDARDを提供しています。「導入事例」からは、実際に導入された企業の方の声も読むこともできます。

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