【介護業界でのAI・デジタル技術活用事例】人手不足をRPAなどにより解消 - 株式会社STANDARD

【介護業界でのAI・デジタル技術活用事例】人手不足をRPAなどにより解消

DX・AI技術・事例解説

この記事の目次

  1. 介護業界について
  2. 介護業界の課題
  3. 介護業界におけるAI・デジタル技術の活用事例
  4. まとめ

介護業界について

介護サービスは、日本の高齢化に伴い年々需要が高まっています。

高齢者で介護サービスを受けている人の数は、2000年から2017年の17年間で約339万人増加しています。

また、要介護者の人数も年々増加しており、その増加のペースも早まっており、介護サービスの需要の高まりに拍車をかけています。

2010年をピークに日本の人口は減少していますが、75歳以上の高齢者の人口は増加しています。

2010年は75歳以上の人口は1419万人でしたが、2025年には1.5倍の2179万人に増える見込みです。

また、2060年には日本の人口は2010年の3分の2近くに減少すると予測されていますが、75歳以上の高齢者の数は増え続け2336万人にもなると予測されているのです。

75歳以上の高齢者の数・比率が増えれば、介護サービス受給者はますます増加していきます。介護サービスの需要は今後も高まっていくと言えるでしょう。

介護業界の課題

介護サービスの需要が高まる一方で、介護業界では人手不足が課題となっています。

人手不足の原因には少子高齢化の他に、介護施設の現場での人間関係などの問題もあり、これらが介護業界の人手不足を加速させています。

少子高齢化

少子高齢化は、介護業界の人材不足を深刻化させる一つの原因となっています。

日本では介護を必要とする高齢者が増え続けていますが、少子高齢化の影響もあり、介護業務を担う若者が減っています。

人間関係によるストレスが大きい

また、介護現場での人間関係によるストレスが大きいという問題もあります。

介護の現場は、介護者や介護者の家族、医療機関スタッフなど様々な人と関わることになるため、他の業界よりも人間関係によるストレスを感じやすいのです。

人間関係によるストレスも大きいとなると、介護の仕事に対するモチベーションが落ちます。

就職する人は減り、仕事を辞める人が増えてしまいます。

介護業界におけるAI・デジタル技術の活用事例

深刻な人材不足の課題を抱える介護業界ですが、AIの活用により人材不足を解決している事例があります。

ここからは、介護業界におけるAIの活用事例をご紹介していきます。

送迎計画を自動で作成する「DRIVEBOSS」

(DRIVEBOSSホームページより)

パナソニックカーエレクトロニクス株式会社が開発した送迎支援サービス「DRIVEBOSS」は、介護福祉施設の利用者の送迎をAIの力によって効率化しました。

課題

経済産業省の調査(2016年3月)によると、送迎の業務負担はデイサービスの業務の中でもとくに大きく、1日の業務の約3割を占めているとされています。

そして送迎業務の中でも最も時間がかかるのが送迎計画の作成なのです。

解決策

送迎支援サービスAI「DRIVEBOSS」は、従業員の代わりに、利用者ごとの状況に対応して送迎計画や送迎ルートを自動で作成します。

効果

時間や負担がかかる送迎計画の作成をAIが行ってくれることで、送迎業務が効率化されました。

「DRIVEBOSS」では、介護福祉施設の利用者さんの車いすの利用や直前連絡の要不要、乗り降りに要する時間、利用者同士の相性、座席配置を考慮して送迎計画を組みます。

これにより、従業員の負担が減り、他の業務に割く時間も増え介護サービスの向上にもつながりました。

個室の見守りをする「ZETA」

(凸版印刷ホームページより)

凸版印刷は電波干渉する可能性の少ないネットワークを利用する、見守りサービス「ZETA」を開発しました。

課題

介護サービス需要の高まりとともに見守りサービスの需要は増加していますが、ネットワーク通信を多く利用する医療介護施設内では、電波干渉の点で新たな機器の導入には多くの障害がありました。

トイレやシャワー室、お風呂などを含む個室は、従業員の目が行き届きにくい場所で、利用者が転倒するなどのアクシデントが発生していました。

解決策

見守りサービス「ZETA」を導入しました。トイレやシャワー室、お風呂などを含む従業員の目が行き届きにくい個室に人感センサーなどを取り付けました。

このセンサーで検知した情報をパソコンで管理することで、個室の見守り体制を実現しました。

効果

見守りサービスZETAを導入したことで、従業員の目が行き届きにくい個室もしっかり見守ることができるようになりました。

これによって、より少ない人員でも、個室で利用者にアクシデントが起こった際にすぐに対応できる体制が整いました。

また、ZETAは緊急時の検知パターンを学習していくことができます。

学習によって、緊急事態の早期発見が可能になり、個室でのトラブルにより迅速に対応できるようになりました。

利用者とコミュニケーションをとる「パルロ」

(パルロホームページより)

富士ソフト株式会社の「パルロ」は会話や身振り手振りで人とコミュニケーションを取るコミュニケーションロボットです。

課題

人材が不足していると従業員の時間的な余裕もなくなるため、従業員が利用者と会話をする機会も減ってしまいます。

そのため、利用者がコミュニケーションをとる機会が減ってしまうという課題がありました。

解決策

コミュニケーションロボットであるパルロを導入することで、従業員の代わりにパルロが利用者と会話をすることで、コミュニケーションをとれるようになります。

施設内でのレクリエーションにも導入することにしました。

効果

パルロによって従業員の負担が減るとともに、利用者のコミュニケーション不足の問題も解消することができました。パルロは利用者の特徴を記憶し、レクリエーションを仕切ることもできます。パルロによるレクリエーションはレクリエーション介護士が監修したものであり、質・量ともに充実しています。

まとめ

介護業界では人材不足が長年の課題となっています。今後も人材不足は加速していくと予測されています。

その中でも、AIの導入により介護施設での人材不足が少しずつ解決に向かっている事例もあります。

人材不足の問題が顕在化している介護業界で、さらなるAIの導入が進められることが期待されます。

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