「TalentQuest」導入で組織全体のスキル・リテラシー底上げを実現
TOTO株式会社様
業種:製造
従業員数:1,001人〜
衛生陶器・温水洗浄便座(ウォシュレット)、システムトイレなど住宅設備機器を製造・販売されているTOTO株式会社様。2024年4月から新組織を立ち上げられ、本格的にDXを進めていらっしゃいます。
この度はSTANDARDのDX個別教育プラットフォーム「TalentQuest」を導入いただきました。
トイレ空間生産本部のご担当者さまに、導入を決められた経緯や導入後の成果などを伺いました。
- 背景・課題
- DX推進組織に携わる人員が限定的だったことで、組織内で個々のスキルやリテラシーの差が大きく開いてしまっていたため、組織全体の底上げが課題だった。また、新商品を立ち上げるために新たな施策が組み込まれた関係で業務量が増えたため、そこをDXで圧縮したいという思いもあった。
- 導入サービス
- DX個別教育プラットフォーム「TalentQuest」をご導入。
- 効果
- 組織全体でDXマインドの醸成が進み、新しくDX施策を始める際に多くの社員が協力的になった。また、スキルやリテラシーの面でも組織全体の底上げができたため、DX推進に関して基本知識を身に着けたことで具体的な議論ができるように。新しい知識の習得や、今の「トレンド」を知るためにも非常に役立っているという声もあがっている。
組織全体のスキル・リテラシー底上げと業務量の圧縮が課題だった
―まずはTOTO株式会社トイレ空間生産本部様のDX推進の取り組み状況を教えてください。
4月に新しくDX推進組織が立ち上がり、大きく2つの活動を進めてきました。
1つ目は、部署全体のDXに関する風土醸成のため、そして基本的なDXスキルや知識を身につけるために、「TalentQuest」を採用し推進してきました。
2つ目は、スキルや知識を身につけるだけだと実務に繋がらないので、部門全体で新しいツール等を導入して業務改善を進めてきました。
知識の底上げと、実際に業務改善に結び付けることを両輪で回してきたというのが、この半年間で行った活動です。
―DX推進に関してどのような課題を抱えられていましたか?
新しくDX推進組織が立ち上がったものの、なかなか活動に携わる人員が増えませんでした。
DX推進に携わった経験のある社員はどんどんDX施策を進められますが、全く携わらない社員もいたので部門内でかなり差が開いていました。
本部全体としてDXに注力する方針を掲げましたが、DX推進に対して抵抗を感じている社員も一定数いて、本部の社員全員を巻き込んだDX推進ができないことが課題となっていました。
またここ数年、新商品を立ち上げるために新たな施策が組み込まれた関係で業務量が増えたため、DXで生産性を上げたいという思いもありました。
―TalentQuestを導入するに至った経緯を教えてください。
先程の課題のところでもあげましたが、社内状況として”DX”という言葉だけが先行し具体的にどのように取り組んで進めたら良いかが分からない状況でした。
また、どうしても本業優先になるため、業務改善を提案しようにも社員たちがDX推進に関して重要度を上げることができていない状況でした。
そのため、上層部の間で組織全体のDXリテラシーを底上げするための施策がないかという話が持ち上がっていたときに、STANDARDさんから「TalentQuest」のお話をお聞きし、求めていたコンテンツと合致すると感じ導入に至りました。
DX推進の意識・風土を醸成し全社員への意識づけのための施策として、基本的なスキルやリテラシーの向上と実践を「TalentQuest」でやってみようという経緯でした。
―TalentQuestをお選びいただいた理由はなんでしょうか?
主に3つあります。
1つ目は機能面において、アセスメントを受けることで適切な講座を選択でき、不足しているところが可視化しやすい点ですね。
2つ目はライトに受講ができる点です。講座数や一講座にかかる時間が少ないので、本業で多忙な社員でも個人が受講したい時間帯やタイミングで受講できるのが良いと感じています。
3つ目はコストパフォーマンスの点において、「TalentQuest」というプロダクトに値段以上の価値を感じたことです。
実際に受講した社員に対して行ったアンケートでは、自分の理解が足りていない部分を見える化できるので、該当部分をピンポイントに個人が受講したい時間帯やタイミングで気軽に受講できるのが良く、本業が忙しい中でも少しずつ進められるというコメントが多くありました。
組織全体のDXマインド醸成ができ、DX推進に関する具体的な議論も可能に
―TalentQuest導入後に得られた効果・成果や、感想を教えてください。
組織全体の雰囲気として、DX推進に対する意識醸成はかなり進みました。
以前は新しくDX施策を始める際に、どうしても否定的な意見が出ることもありましたが、それが減りみんなが協力的になってくれました。
また、スキルやリテラシーの面でも組織全体の底上げができたため、DX推進に関して基本知識を身に着けたことで具体的な議論ができるようになりました。
アンケートでは、DX推進におけるトレンドも自然と入ってくるようになったというコメントもありました。
―今後TalentQuestをどのように活用していきたいですか?
今回受講した社員を対象に、どれほど学習効果があったかを計測するため、2回目のアセスメント受講を進めようとしています。
また1回目の受講で、組織全体的にスキル面が低いということが分かったので、スキルを向上させる講座に特化して追加で受講してもらった上でアセスメント受講というサイクルも回していきたいです。
―TalentQuestに対して今後期待することや要望はございますか?
社員の進捗管理のためのデータを定期的にSTANDARDさんから共有していただいていて、カスタマーサポートも充実していると感じます。ただ*自社でCSVデータをダウンロードできると、より嬉しいですね。
(*CSVデータを自社でダウンロードできる機能は、年内に実装予定となっております。)
―STANDARDに対して今後期待することは何かございますか?
佐藤様-弊社のDX推進は走り出したばかりということをご理解いただいた上で、引き続きDX推進のためのさらなるヒントやご提案をいただきたいと思っています。
高塩様-DX人材に関する知見が深く、DX推進をトータルで何でも支援できる手腕をお持ちなので、もっと色々なお仕事を一緒にしたいと考えています。STANDARDさんのスピード感あるご提案や、小回りが効く点が凄く良かったです。