最新のAIテクノロジーを駆使して社会課題を解決してSociety 5.0へ - 株式会社STANDARD

最新のAIテクノロジーを駆使して社会課題を解決してSociety 5.0へ

コムシス株式会社様

業種:SIer 従業員数:501〜1,000人
  • #AI_STANDARD

世の中の様々な変化に適応しながら、社員と共に成長する技術立社を目指しているコムシス株式会社。

同社が長年培ってきた技術をDX時代に通用する技術に改革するために、AI_STANDARDを活用されています。

AIの技術力を磨いた先に見据えるビジョンなどについて、お話を伺いました。

背景・課題
Society5.0を意識し、AIをはじめとした先進技術をベースに事業拡大をする方針の中で、社内の技術者の技術力底上げを図りたいと考えていた
導入サービス
AIリテラシー講座、AIマネジメント講座、AIエンジニアリング講座を約120名がご受講。
効果
G検定に21名が合格。技術力やAI知識の底上げが測れた。また、過去自社で開発をしたシステムと、蓄積されているデータを活用し新たな顧客提案が期待される。

先進技術の習得により技術力を底上げする

―御社の概要を教えてください。


岡本:コムシス株式会社は、TCSグループの中核をなすソフトウェアエンジニアリング企業です。1990年3月の設立以降、数度の合併を経て現在の姿になっています。

直近では、2019年10月にアプライアンス&デジタルソリューション株式会社及びオートモーティブソリューションズ株式会社と合併し、新たなスタートを切りました。

現在の社員数は約900名で、首都圏をはじめ全国に支店を展開しています。事業内容は、IoT機器やIoTシステム、またソリューションシステムや車載システムのソフトウェア開発を主体とし、家電や空調機器なども開発しています。

Society5.0を意識して、IoTはもちろん、AI、ロボティクスといった先進技術を習得し、事業を拡大していく方針です。

―事業拡大に向けた方針の中で、AI_STANDARDを導入されたのですね。


岡本:新しい事業を進めていくためには、そのための技術力を持たなければなりません。ベースの技術力を確固たるものにするために、技術者の技術力底上げを推進しているところです。

2019年度に3か年計画を策定し、「AI」「より高度なIoT」「モデルベース開発」の3技術領域に特化集中して技術者育成に取り組んでいます。このうちAIの技術力底上げのために、AI_STANDARDを導入しました。

G検定・E資格を取得し、AI企業としてのプレゼンス向上へ

―AIの教材にAI_STANDARDを選んだ理由は何でしょうか?


上田:AIを扱う企業としてプレゼンスを向上するためには、AI領域の第一人者である東京大学 松尾豊教授が理事長を務めるJDLA(一般社団法人日本ディープラーニング協会)が実施しているG検定やE資格といった、目に見える資格を取得することが必要であると考えています。

これらを取得して、コムシスはAIの確かな技術を持っていることをアピールしていきたい。

このような背景から、最新のAI技術を習得するには、JDLA正会員のSTANDARDが東京大学 越塚登教授 監修の下に提供する教材で研修するのが最適であると考えました。

加えて、営業担当の方に、親身になって私達のことを考えていただけたことも選定理由の一つです。

―御社におけるAI_STANDARDの導入状況を教えてください。


上田: 2019年度においては、約120名の技術者がAI_STANDARDの講座を受講しています。

「AIリテラシー講座」をはじめ、「AIマネジメント講座」「AIエンジニアリング講座」「E資格対応講座」を受講しています。

2020年度からは、実践的ワークショップなども活用させて頂く予定です。

岡本:3か年計画としては全技術社員の60%以上にAIの資格者を取得させる方針です。

リテラシー講座については、既に受講を完了した社員もおり、現時点で21名がG検定に合格しています。今年度内に60名近くのG検定およびE資格の合格者を輩出する計画です。

AI_STANDARDはオンライン講座という研修スタイルなので、開発プロジェクトに従事しているエンジニアも時と場所を選ばず無理なく学習を進められるのがメリットとなります。

また、STANDARDの担当者と意見交換をする中で、こちらのニーズを聞いた上で色々な提案をしていただいており、非常にお付き合いしやすい企業だと感じています。

まずは研修機関としてSTANDARDとお付き合いしていますが、今後、AI関連の実プロジェクトでの協力や連携をしていくことも期待しています。

人材育成と実プロジェクトへの参入を一連のサイクルで回す

―育成したAI人材をどのように活用していきますか?


上田:重要なのは、習得した技術をいかにしてビジネスに繋げていくかです。

そのためには、研修で基礎スキルを習得し、実践的ワークショップや実プロジェクトでの支援などでスキルを磨き、プロジェクト運営や顧客ニーズに対応できるエンジニアを早期に育成することです。

STANDARDの人材育成のノウハウを共有いただきながらビジネスを拡大していきたいですね。

岡本:私達はソフトウェアを開発する会社ではありますが、その前に人を育てていくことを大切にしています。

このデジタルトランスフォーメーションの世の中において、それに乗り遅れない人材を育てていきたい。こういう想いを持って、新しい技術の習得に取り組んでいます。

確かな実績・技術力×先進技術で社会課題の更なる解決へ

―AIの技術を習得した先に描くビジョンを教えてください。


前田:現在、社会の課題を解決するための手段として、ITやシステムが大きく求められています。

AIやIoTはゴールではなく、あくまで手段です。

私達は、その手段を用いて社会の課題を解決していきたい。

コムシスはこれまでも、渋滞の緩和、自動運転の普及、人材不足の解消など、様々な社会課題の解決ニーズに対してシステムでソリューションを提供してきました。

つまり、課題を把握し、その解決に必要なシステムを開発するノウハウと実績を、既に持っているんです。

そこに先進技術をプラスして、より一層高度に社会の課題を解決できる企業になっていくことを目指しています。

―長年培ってきた技術と先端技術を掛け合わせて、進化していくということですね。


前田:そうですね。私達コムシスには、何十年もの実績があります。

例えばETCや、全国に数千店舗ある企業の流通システムといった、大きなシステムを開発・提供してきました。

また、TCSグループ全体で見ると、ソフト系の人員が9,000人を超えており、非常に規模の大きい企業体です。

こうした確かな実績と技術力があるからこそ、AIやIoTといった先進技術をプラスαとして融合することにより、未来の課題を解決していけると自負しています。

前田:実は、宅配便などの荷物の配達員が持つ端末システムもコムシスが提供しているのですが、物流業界では再配達が多いことが課題になっています。

解決のためのソリューションの一案として、例えば「ライフラインの個人情報をAIで分析し不在検知する」といった、ビッグデータを分析して人の行動を予測することがあります。

これはAIの得意分野だと思うので、ぜひAIを活用して課題解決に取り組んでいきたいと考えています。

人材育成を柱にDXの実現とその先のDXの内製化まで一気通貫でご支援します。
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