【スキルマップ設計の重要性】東京都のデジタル人材育成計画にみるDX戦略 - 株式会社STANDARD

【スキルマップ設計の重要性】東京都のデジタル人材育成計画にみるDX戦略

DX・AI人材育成

この記事の目次

  1. 東京都が示す「デジタル人材確保・育成基本方針」の目的とは
  2. 都が定義する3種類のデジタル人材とその役割
  3. 人材のスキルレベルを可視化する「デジタルスキルマップ」
  4. 研修やセミナーでスキルを向上させる「東京デジタルアカデミー」
  5. 企業におけるDX人材育成の基本戦略
  6. DXを実現する人材育成の計画と運用には「DX人財プランニング」がおすすめ

東京都は、2022年2月にデジタル人材の育成に関する大規模な計画を発表しました。全46ページにわたるPDF資料「東京都デジタル人材確保・育成基本方針」として、東京都デジタルサービス局のWebページに公開されています。

この計画は都が進めるDX(デジタルトランスフォーメーション)に関するものですが、企業がDXに取り組む際にも参考にできる部分は多いでしょう。

そこで本記事では、東京都における人材戦略の概要と、この計画でポイントとなっている「デジタルスキルマップ」を活用した人材育成の方法について説明していきます。

東京都が示す「デジタル人材確保・育成基本方針」の目的とは

東京都の計画は、都政における高品質なデジタルサービスの実現を目的として、それを支える「人」の確保・育成に関する基本的な考え方や方向性をまとめた内容となっています。そのため、資料のなかでは研修やOJTのほか、人員配置や組織づくりなどにも触れられています。

企業においても、DXには顧客への提供価値を高めるという目的があり、そのためには人材育成が非常に重要です。本質的な目的の部分では、都も企業も共通しているといえるでしょう。

都が定義する3種類のデジタル人材とその役割

本資料では、デジタル人材を以下のような3種類に分けて定義しています。

– 高度専門人材
– ICT職
– リスキリング人材

高度専門人材とは、デジタル技術に関して豊富な知識と経験を備えた人のことです。デジタルサービスの品質向上を技術面から支える役割を担います。

ICT職は、デジタルスキルと行政の知識をバランスよく身につけた人です。都政とICTをつなぎ、課題解決を牽引していきます。

リスキリング人材は、もともとはデジタルの専門職ではなくても、デジタル技術に関する理解を深めた人です。高度専門人材やICT職と連携しながら、課題解決を推進していく役割を担います。

都の計画では、これら3種類のデジタル人材が力をあわせて「チームとして協働することを目指す」と述べられています。

人材のスキルレベルを可視化する「デジタルスキルマップ」

「デジタルスキルマップ」は、都政に必要なスキルと役割をまとめたものです。「スキル項目」と「ジョブタイプ」の2軸で、ICT職ひとりひとりに求められるスキルを体系的に整理しています。

スキル項目は、業務遂行に必要なデジタル関連の能力を22種類に分類したものです。さらに、それぞれの項目ごとに4段階のレベルが設定されています。

ジョブタイプは、業務において期待される役割を10種類に分類したものです。ジョブタイプごとに、備えるべきスキル項目とレベルが定義されています。

デジタルスキルマップを導入することで、それぞれの人材がどのようなデジタルスキルをどのレベルで保持しているのか、詳細に可視化できるようになります。これにより、都庁内でのスキルの過不足を把握し、人材の確保と育成を戦略的に進めていく狙いです。

研修やセミナーでスキルを向上させる「東京デジタルアカデミー」

研修やセミナーでスキルを向上させる「東京デジタルアカデミー」

人材育成計画にもとづいて、東京都は2022年5月に「東京デジタルアカデミー」を新設しました。「人材育成」と「先進事例の調査・分析」、「区市町村連携」の3つの役割を担うデジタル人材育成施策です。

人材育成においては「デジタルスキルマップ」を活用し、対象者のレベルに応じた各種研修メニューを展開しています。オンラインツールとオンデマンド形式の学習コンテンツを取り入れて、時間と場所に制約されない学習環境を整備していく方針です。また、すべての都職員を対象とすることで、デジタル技術に関する素養(リテラシー)の全体的な維持・向上に取り組みます。

企業におけるDX人材育成の基本戦略

ここまで、東京都の人材育成戦略について紹介してきました。都が示す基本方針と同様に、企業の人材育成においても、ひとりひとりのスキルを可視化して向上をはかることが重要です。ここでは、DX人材育成の基本戦略を企業にあてはめて簡単に説明します。

求められる人材像をもとにスキルレベルを設計・可視化する

企業のDXに必要な人材のスキルを可視化するには、東京都の「デジタルスキルマップ」に相当するものがあるとよいでしょう。

しかし、同じ定義がそのまま使えるわけではありません。企業の特徴や目指すべきDXのゴールにあわせて、それぞれの役職に期待されるスキルレベルを独自に設計することが重要です。あわせて、従業員ごとの現在のスキルを可視化できるツールも必要となります。

評価と改善の積み重ねでスキルを向上させる

人材育成は、一度だけの単発の取り組みではありません。個々の学習や成長の度合いを継続的にトラッキングしながら、評価と改善を積み重ねていくことが大切です。

こうしてDXに必要なスキルを備えた人材を着実に増やしていけば、人員配置を最適化し組織としての能力を継続的に向上させられるようになるでしょう。

DXを実現する人材育成の計画と運用には「DX人財プランニング」がおすすめ

DXにおいては、組織の変革を支える「人」をいかに育てていくかが重要です。個々のスキルレベルを詳細に可視化し、評価にもとづいてスキルアップを積み重ねていく取り組みが求められています。

弊社では、人材育成のカリキュラム策定や実行に加え、評価体系の見直しや組織の設計まで含めてサポートする「DX人財プランニング」をご提供しています。それぞれの企業に求められるDX人材の姿を明らかにし、育成していくためにおすすめのサービスとなっていますので、ぜひご活用ください。

詳しい資料は、下記の「資料ダウンロード」ボタンよりご覧いただけます。

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